エコに生きよう2020
こんにちは、ちきです。
前回の記事から1ヶ月もサボってしまって、年を越してしまった…
遅ればせながら、あけましておめでとうございまぁぁす!
ドイツはクリスマスに家族で集まってゆっくり過ごしたり美味しいものをたくさん食べたりするので、年越しは打ち上げ花火を上げるとか友達とパーティーをするくらいで、結構あっさりしてます。
こたつでぬくぬくしながらおいしいお雑煮やおせちを食べて、ゆる~く正月番組を見る日本の正月が早くも恋しい…
こっちではカレンダー通りの会社も1月2日から開く会社が多いんだとか。
それでもクリスマスから年始まで通しで有休を取る人はやっぱり多くてオフィスは閑散としてるらしいですけどね。
そんなわけで、いよいよ本格的に冬がやってきたんですが、、、
意外と全然寒くない!!
最近は6℃前後といったところで、朝方冷え込むこととかもあまりないです。
むしろ12月の方が寒かった気がする…
日本の夏も年々暑くなってるし、ここ数年は特に温暖化を肌で感じますねぇ。
ドイツに来てから国際的なニュースを見る機会が増えて、特に最近は環境問題に関するニュースをよく見るようになったし、エコに対する意識が結構変わってきました。
ということで、今回はドイツのエコ事情についてのお話です!
基本的にレジ袋は有料!
袋、カゴ、箱などなど形は様々ですが、ドイツでは買い物のときに自分でエコバッグを持参するのが当たり前。
とはいえ、急な買い物なんかでエコバッグを持ち合わせていない場合もあるので、スーパーでは大体レジの手前にいろいろな大きさ、種類(プラスチック・紙・布など)の袋が置いてあって、必要なときは買うというスタイルになっています。
布タイプはこんな感じで、お店によってデザインはいろいろです。
そういえばいつだったか、下北沢の古着屋さんで上の写真のEDEKAのエコバッグ(数ユーロ)が1000円くらいで売られてるのを見たなぁ…笑
日本ではレジ袋が有料の場合1枚2円~5円くらいだと思うんですが、ドイツは一番安いビニールの袋でも1枚10セント(約12円)~という感じです。
うまい棒買えちゃう。
スーパーのみならず、ドラッグストアや洋服の店、靴屋なんかでも同じように袋は有料なところがほとんどで、レジで「袋いりますか? 」とほぼ毎回聞かれます。
逆に、袋に入れてスッと差し出されると「あ、ここはめずらしく袋無料なのか。」と思うくらいです。
ということで、必然的に「レジ袋は本当に必要なときだけ買う」ということが定着するので、家に使い終わったレジ袋が山のように溜まっていく…ということはなくなります。
画期的なリサイクル方法!
ドイツでは空になったペットボトル・瓶・缶を返すと容器代が戻ってくるPfandというシステムがあります。いわゆるデポジットです。
商品を買うときに中身代+容器代を支払い、空になった容器を後で返すことで容器代が返金されます。
金額は容器の種類によっていろいろですが一つ0.08~0.25ユーロ。
普通の飲料水のペットボトルは0.25ユーロが多いと思います。
種類によっては対象外になってしまうんですが(外国の製品とか)、国内の製品は対象のものが多いです。
これがPfandのマークです。
この場合はわかりやすく金額まで書いてありますね。
瓶はラベルに「Pfandflasche(Pfandのボトル)」と書いてあったりします。
返却場所は買った店でなくても、スーパーやドリンクショップなど専用の機械があればどこでもできるのが便利なところ。(大きなスーパーは大体あります)
こんなふうに機械に空の容器を1つずつ入れると、自動でバーコードを読み取ってくれて仕分けされていきます。(無駄に躍動感のある写真)
全部入れ終わったらこの左下に見切れてるボタンを押します。
するとこんなバーコードがぴろ~んと出てきます。
これをレジに持っていくと買い物の合計金額から差し引いてくれる、又は返金してくれます。
結局±0だけどなんとなくちょっと得した気分になります。
ちなみに、元々はもちろん環境的な理由から開発されたものですが、ホームレスの生活支援にも役立っているそうで、実際に電車や街中でPfandを集めている人をよく見かけます。
一石二鳥的な画期的なシステムなのです。
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今回紹介したこと以外にも「ドイツは環境にやさしい国だな~」と思うことがある反面、「日本は環境より他の事を重視してるな~」と気付くことが増えました。
もちろんレジ袋を減らすことやリサイクルをすること以外にも日々の生活の中で環境のためにできることはたくさんあると思うので、2020年はもっとエコ意識を高めて地球にやさしく生きていきたいと思いまする。
それではまた次回。
Bis dann ;)