ドイツ料理ってソーセージ以外になにがあるの?
こんにちは、ちきです。
ドイツで美味しいものといえば、ソーセージとビールがダントツで有名ですよね。
逆にそれ以外のドイツ料理って日本ではあまり広く知られていないと思います。
わたしも「ドイツ料理ってソーセージの以外になにがあるの?」と聞かれることがあり、つい「肉とじゃがいも!」と答えたくなってしまうんですが、美味しい伝統料理はちゃんとたくさんあります。(肉とじゃがいもっていうのも間違ってはいないんですけどね…)
ということで、今回はドイツの伝統的な料理をいくつかご紹介したいと思います!
基本は肉!
ドイツ料理のメインディッシュはほとんどが肉料理です。大きなお皿にお肉がドーン、付け合わせのじゃがいもゴロゴローン、申し訳程度にちょこっと野菜ものっけとくか、っていう感じが多いです。(あくまでも個人的な感想)
ちなみにドイツで魚料理はあまりメジャーではありません。というのも、北ドイツの一部以外は陸に囲まれているのでなかなか新鮮な魚を手に入れるのが難しいのです。
スーパーにもシーフードは多少売っていますがほとんどが冷凍のもので種類もかなり少ないです。そして値段も高い…
そういう地理的なことを考えると肉料理が多いのも納得ですね。
ガツンとお肉料理
・Schnitzel(シュニッツェル)
肉を叩いて薄くのばして揚げたもの、要するにカツレツです。肉の種類はいろいろですが、ドイツでは豚肉が多いと思います。
日本のオクトーバーフェストなんかでもたまに売ってたりするので知っている方も多いかもしれません。
ちなみに、シュニッツェルの中でもWiener Schnitzel(ヴィーナーシュニッツェル)というのは子牛のカツレツのことで、こちらはドイツのお隣オーストリアの郷土料理です。
・Schweinebraten(シュヴァイネブラーテン)
こちらはローストポークです。Schweinは豚、bratenは焼くという意味。
お肉と野菜をじっくり煮込んだブラウンソースと一緒に食べます。これもガツンと肉です!という感じなのでかなりお腹いっぱいになります。
・Eisbein(アイスバイン)
塩漬けした豚のスネ肉を柔らかくなるまで煮込んだ料理です。わたしはまだ食べたことがないので滞在中にぜひ食べてみたいと思います。
ちなみにEisbeinは訳すと「氷の脚」になるんですがその由来は諸説あり、一つはラテン語で坐骨を意味する ”oi ischbeen" であるというもの、他にはスネ肉のゼラチン質が溶けて固まったのが氷に見えることからという説もあるそうです。
・Schweinshaxe(シュヴァイネハクセ)
ローストした豚のスネ肉です。中は柔らかく、外側の皮はパリッとしていておいしいです。味は主に塩味で、わたしが食べた店ではソースなどはかかっていませんでしたが、お店によってソースがかかっていたりといろんなスタイルがあると思います。
そして何といってもこの料理のすごいところはその見た目!
ナイフが刺さっとる!!
この豪快さがまたドイツらしいですね。
・Maultasche(マウルタッシェ)
ラビオリのような感じで、シュワーベン地方の郷土料理です。パスタ生地の中にひき肉、玉ねぎ、ほうれん草、その他の野菜などが入っており、一人前は大きさによって2~4個。これはそこまでガッツリではないので食べやすいです。
野菜系・付け合わせ編
・knödel(クヌーデル)
じゃがいもに小麦粉などを混ぜて茹でた芋団子のようなものです。付け合わせにもメインにもなる万能選手。各スーパーには茹でるだけで簡単に作れるタイプのものがたくさん売っています。
・Sauerkraut(ザワークラウト)
これはキャベツの漬物で、名前の意味はそのまま「酸っぱいキャベツ」。
付け合わせとして食べられることが多く、日本のオクトーバーフェストなんかでも多々見かけます。
・Spargel(シュパーゲル)
ドイツの春の味覚と言えばこれ!ホワイトアスパラガスです。4~6月にあちこちで売られ、この時期はとても人気な食べ物です。主にバターと卵で作られたオランデーズソースと一緒に食べます。ドイツ料理にしてはヘルシーです。
今回紹介したのはほんの一部ですが、気になる料理はありましたか?
ドイツ料理はとにかく一人前の量が多いので、慣れないうちはレストランでの食事はもはや戦いです。(笑)
わたしの場合は彼氏が料理好きということもあって自炊が多いのですが、ドイツはピザやケバブなどの美味しい多国籍料理も充実しているので食べすぎには気をつけねば…と思う今日この頃であります。
そろそろ夕食の時間なので今日はこのへんで。
Bis dann ;)