ゆるっとドイツ滞在記

ドイツでの生活や日常の小ネタをゆるっとお届けします。

ドイツのコロナ状況

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お久しぶりです、ちきです。

すっかりご無沙汰の更新となってしまった…って毎回のように書いてる気がする。

 

家族や友達から心配の声をいただいておりますが、おかげさまでわたしは元気に生きております。

 

「ドイツはコロナどうなの?」「大丈夫なの?」「外出とかできるの?」

などなどよく聞かれるので、今日はここでひとつドイツの現状をお伝えしたいと思います!

 

これまでのドイツ(NRW州)のコロナ対策

はじめに、

現在ドイツでは感染者数が15万人以上、死者数は6千人以上と深刻な状況です。

ここ数日はこれまでに比べて感染が若干減速し始めているようですが、まだまだ気は抜けません。

 

そんな中、ドイツのコロナ対策が本格的に始まったのは3月中旬。

いよいよヨーロッパもやばいぞ、となり始めた頃です。

多くの対策は一旦4月19日までという期限付きで始まりました。

 

3月16日~

  • 大規模イベントの中止や劇場、コンサートホールから始まり、映画館や美術館、スポーツ施設、ショッピングセンター、宗教施設、公園など一週間の間に次々と閉鎖
  • NRW州内全ての学校と幼稚園は休校、休園
  • レストランやカフェなどは営業時間の短縮や衛生上の措置をとることが義務づけられる
  • スーパー、薬局、医療関係施設等、生活に必要不可欠なサービスは引き続き営業可
  • 宿泊施設は観光目的での利用不可
  • 隣国との国境が次々と閉鎖される

 

3月23日~

  • 公共の場で家族や同居人以外の3名以上での会合禁止(必要不可欠な場合は例外あり) 
違反者には罰金が科せられ、実際に捕まった人もたくさんいるようです…
  • レストランやカフェはテイクアウトや宅配サービス以外は禁止(店内利用一切不可)
  • 美容院、マッサージサロン等、医療上必要な治療がないものは全て閉鎖
  • 入国制限が一層厳しくなる

 

そして一つの区切りとなっていた4月19日を迎え、今後は制限措置が少し緩和されることになりました。

現在の措置は以下のような感じです。

 

4月20日~

  • 学校は卒業試験や進学試験を控える生徒のみ授業再開(その他の学年は5月4日以降段階的に再開)
  • 接触制限等の措置は引き続き延長
  • 大規模イベントは少なくとも8月31日まで禁止
  • 800平方メートル以下の全ての店舗は適切な衛生措置をとることを前提に営業再開が認められる
  • 文化施設・映画館・クラブ・スポーツ施設・公園等は引き続き閉鎖
  • 理髪業は適切な衛生措置をとることを前提に5月4日以降営業再開が認められる
  • レストラン・カフェ・バー・ショッピングモール等はテイクアウト等以外引き続き営業禁止
  • 宿泊施設における観光目的での営業は引き続き禁止

 

4月27日~追加事項

  • 公共交通機関やお店を利用、訪問する際にマスクの着用が義務付けられる(営業者側も同様に着用義務あり) 自作のものやスカーフも可だそう。
  • 公共の場で親族・同居人等以外の他人との距離を1.5メートル以上空けることが義務付けられる(やむを得ず距離が取れない場合はマスク着用)

 

ざざっとこんな感じです。細かいことはいろいろとありますが、ざざっとね。

5月4日以降の措置については4月30日に再度協議が行われ、決定するそうです。

 

こうやって国や州全体のガイドラインがしっかり決められていると市民も行動しやすくていいなぁと思います。

もちろん国の補償があってこそ実現することだし、ドイツはもともと税金が高いという背景もあるわけですが…

 

要請とかだけでは結局個人次第になってしまうのでどうしても限界があるよな、と日本の様子を見ていて思います。

 

ちなみに、こういった情報は在留届を出しておけば在独日本領事館からメールで逐一送られてきます。

大事な情報が日本語で手に入るのは本当にありがたいことです。だんけしぇん。

 

ドイツのマスク事情ですが、使い捨てのものは薬局で買うことができ(売っているところは限られています)、最近は布マスクを売る仕立て屋さんも増えています。

徐々にマスクをつける人も多くなってきたな~と思っていましたが、これからは義務になるので需要も一層高まりそうです。

 

それぞれの過ごし方

上に書いたようにいろいろと制限はあるんですが、NRW州では今のところ外出禁止令は出ていません。

なのでお散歩したり、ジョギングしたり、サイクリングしたり…ソーシャルディスタンスを保ちつつ、外に出てリフレッシュしている人が多いです。

わたしは週に1,2回どうしても電車移動しなくてはならないんですが、電車の利用客も圧倒的に減っていて、他人と隣同士で席に座っている人はほぼ見かけません。

やはりどこの企業も在宅勤務が増えているということなんでしょうね。

 

アジア人差別はある?

最近はあまりニュースにも出なくなってきましたが、コロナがヨーロッパで広がり始めた頃は各国でアジア人差別が頻発していましたよね。

ひどいケースだと暴行や危害を加えられたりなんていうことも。恐ろしい世の中だ…

幸い、個人的には今まで危険な目にあったことはなく、日本人が多いデュッセルドルフでもそういう事件は聞いていません。

強いて言えば、一人で歩いているときにすれ違いざまにチャイナチャイナと軽く言われることが数回あったくらい。

言ってくる人は見た目的に移民系でしたけどね。

 

最近はそんなこともなくなりましたが、それでもやっぱりいまだに視線を感じることはよくあるかなぁ。

ま、害がない分には気にしないことが一番ですね。

 

ちきの生活

お仕事はコロナの影響で労働時間がガッツリと削減されているんですが、ありがたいことに国からの補助があるおかげで、とりあえず生活はなんとかなりそうです。

 

今の会社には正社員として雇ってもらっているので(コロナ前に雇ってもらえてほんとよかった…)、ワーホリビザから就労ビザに切り替えるために外国人局とコンタクトを取り始めているんですが、こんな状況なので対人対応はしておらず、すべてのやり取りはメールのみ。これがまた時間がかかりそう…

こういう手続き関係は元々すごく時間がかかるので、日本の迅速なサービスって本当にすごいなと思います。

無事に期限内に手続き完了できるといいな…チョット心配。

 

日常生活としては、ときどきジョギングや散歩をして外の空気を吸って、あとはひたすらお家でのんびり過ごしています。

よく散歩する森はこんな感じ。自然の癒し効果は絶大。

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家では筋トレを始めてみたり料理やお菓子作りに時間と手間をかけてみたり…

あとはもっぱらSwitchのどうぶつの森で島生活を楽しんでいます。笑

日本にいる友達とオンライン飲み会をする機会も増えて、どこにいても無料でビデオ通話できることのありがたみをひしひしと感じております。

 

 

今わたしたちにできることは、とにかく家にいること。他人との接触をできる限り避けること。

終わりが見えなくて不安なことは多いですが、この時間を使って何か新しいことを始めたり、やりたいことができるチャンスだと思って前向きに過ごしていけたらいいですね。

何かおすすめの過ごし方があればぜひ教えてください!

 

なんだかだらだらと長い近況報告になってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました。

みなさま、お体に気を付けてお過ごしくださいね。

 

それではまた次回。

Bis dann ;)