ドイツ生活で不便なこと
こんにちは、ちきです。
早いもので、ドイツに来て1年が経ちました。本当あっという間だったなぁ。
特にコロナでいろいろと変わった3月からの半年間は一瞬だった気がします。
ドイツでの生活にはだいぶ慣れたのですが、当然ながら日本では当たり前なことがドイツでは当たり前ではないことがよくあります。
これが海外生活の面白いところでもあるのですが、中には「ちょっと不便…」と思うこともあるんですよね。
ということで、今回はドイツで生活していてここが不便!と思うことをいくつか挙げてみたいと思います。
これはあくまでもわたしの生活内の経験と個人的な感じ方によるものなので、「ふーん、なるほどね。」程度な感じで読んでいただけたら嬉しいです。
その1 休日は大体のお店が休み
ドイツではレストランやカフェ、キオスク(売店)、レジャー施設(映画館や美術館等)を除くお店は日曜日と祝日に営業することが法律で禁止されています。
休日は家で静かにゆっくり過ごすというのがドイツの基本スタイルなのです。
法律できっちり決められているのがドイツらしいよね。
休日にショッピングができないのはまだ良しとしても、不便なのがスーパーや薬局まで閉まってしまうこと。
「ちょっと足りないものを買い足しに…」とかいうことが休日にはできないので、計画的に買い物をする必要があります。
普段の休日は慣れてしまえばどうってことないのですが、特にイースターやクリスマス前はちょっと大変。
家族や親戚の集まる大イベントということもあって連休前にたくさん買い込む人が多く、スーパーも混むのでなんとなく空気がピリピリしています。笑
ちなみに、ドイツはクリスマスシーズンの旅行先として人気があると思いますが、クリスマス本番の24~26日は街中のほとんどのお店が短縮営業やお休みになります。お店によっては年明けまでずっとお休みになるところもあります。
その2 公共トイレが有料
これは海外あるあるかもしれませんが、公共のきれいなトイレは有料なことが多い!
ショッピングモールなどでも、だいたいお掃除の人が入り口に立っていてチップを払うようになっていて、最初から値段が決まっている場合は30~50セント(40~60円)くらいです。
払うのが強制ではないこともありますが、わたしはなんかそのまま出るのは気が引けるのでいつも払っています。
もちろん、飲食店とか入場料を払う施設内のトイレは基本無料で使えます。
個人的にわりと不便だと感じるのは駅のトイレが有料なことかなぁ。
まあドイツの駅は改札がないので誰でも入れちゃうし、治安のこととかを考えると必要なことなのかも、とも思います。
一方、日本の公共トイレはどこでも無料だし、きれいに掃除されているし、ウォシュレットついてるし、いいことだらけ!
最近話題の渋谷の公共トイレも斬新なアイデアで面白いですよねぇ。
透明トイレを使うのはちょっと勇気がいる気もするけど…
その3 電車の遅延が多い
「ドイツ人は日本人と似ていて時間に厳しい」なんて言われることもありますが、電車はそうでもありません。
遅延は日常茶飯事だし、乗ろうと思った電車が急に運休になったりすることも。
わたしは電車に乗るとき、家を出る前に必ずドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のアプリで運行状況をチェックしているんですが、遅延や運休の情報が反映されるのが遅かったりして、駅に着いてから困ることが多々あります。
一時的に通行止めになったりしたときに原因は何なのか、どれくらいで復旧するのかといった情報がすぐに手に入らなかったり、迂回ルートの情報とかも出てなかったり…
そして普通の電車だけに限らず、長距離電車も結構遅延が多かったりします。
ドイツのビジネスマンは大変そう…
急いでるときとか遊びにいくときに遅延しているとめちゃくちゃストレスですが、逆に「乗り遅れそう!」というときにちょっと遅延に期待している自分もいます。笑
その4 魚が高い
ドイツは北側の一部以外は海に面していないので、基本的に魚は輸入品。
スーパーで買えるのは冷凍品や缶詰が多く、生に近い魚としてはスモークサーモンやマティエス(ニシンのオイル塩漬け)などがあります。
マティエスは美味しいんだけどめちゃくちゃしょっぱいのでいつもパンと一緒に食べています。
大きめのスーパーに行くと魚の量り売りコーナーもありますが、これもあまり新鮮ではないし、そのわりに値段も高い…
だから結局いつも肉ばかり買っちゃうんですよね。
マルクト(市場)の魚屋さんだとスーパーより良いクオリティーの魚が買えますが、その分お値段も高く、「今日は奮発しちゃうゾ!」というモチベーションがないと買えません。笑
ドイツ人は肉を好む人の方が圧倒的に多いので、もともと魚の需要があんまりないのかな~
その5 役所の手続きが大変
ドイツでの役所関係の手続きはほんっとうに時間がかかります。
日本だと住民登録とかは市役所に行けばその場でちゃちゃっとできますが、ドイツではまず予約を取らないといけなくて、その予約が取れるのは数ヶ月先なんてこともざらです。
わたしなんて今年3月から就労ビザの申請をしているのに、半年かかってこの前やっともらえたのが仮ビザ。
手続きが完了して本ビザがもらえるまではまだ時間がかかりそうです。気が遠くなる~
今回はコロナの影響が大きいので余計に時間がかかっていますが、ビザ関係の手続きは普通でも3ヶ月くらいはかかります。
とにかく余裕を持って動かないといけないのだ!
おわりに
ほかにも宅急便が時間通りに来ないとか、歯ブラシがでかすぎるとかいろいろありますが、そこらへんは細かすぎるので省略。笑
便利な日本の生活に慣れていたからこそ、いろんなところで不便さを感じてしまいますが、それを受け入れながら生活してくことで寛容になれる気がするし、違う環境への適応力もアップすると思うので、悪いことばかりではないのかなぁ~なんて思いながらなんとかやってます。
とはいえ、やっぱり日本の便利さは恋しいな…
それではまた次回。
Bis dann ;)